みなさんは、干し柿、好きですか?
美味しいですよね、干し柿。
日本が世界に誇るドライフルーツ、干し柿!
こんにちは。歳と共に、和の美味しさが分かってきた院長です。
さて、そんな和の美味しさがわかるお年頃になってからというもの、渋柿が売ってるのを見る度、干し柿作ってみたいな…とは思っていました。
しかし、ここは大阪市のど真ん中。
空気の汚れが気になり、なかなか干し柿の作成に踏み出せませんでした。
しかし、ここ数年、スーパーのどこでも渋柿を見るようになり、健康の森整体院のご来院者様も作ったという話を聞いて、とうとう今年、干し柿を作ることに!
都会で干し柿を作るってどうなの?
作るまでに、色々考えてみました。
この頃、どこのスーパーでも渋柿を見るようになりました。
ということは…たぶん、干し柿を作ってる人が増えてるってことですよね?
昔は光化学スモッグとか出てたけど(若い子は知らないかな?)、なんだかんだ言っても、今の大阪の空気は、そこまで悪くない。
昔、西成区の路上で梅干しを干してる勇者がいてて、流石にそれはする気にならないけど、住宅街でそんなに車も通らないところなら、まぁ、柿くらいならゼンゼンOKぢゃね?…とかね。
それに、よくよく考えてみると、大阪市内の空気が綺麗ではないといえ、普段、吸ってる空気なワケで、肺に入るより、消化器から吸収する方が、体に害は少なくなるワケで。
日本の水と空気はキレイだよね。
渋柿を買ってきた
ということで、渋柿、買ってきました!
スーパーを回って、2店舗から別々の渋柿を調達。
2種類11個の柿です。
たぶん、先が尖がってる方が愛宕柿(あたごがき)。
もう一種類の丸い方は…ちょっと分かりません。
愛知産と和歌山県産。
干し柿の作り方
早速作ってみましょう。
(2022/12/7)
皮の剥き方とコツ
まず、皮を剥きます。
なるべくヘタのギリギリのところまで剥きたいのですが、その時に、ヘタの葉っぱ状の部分が邪魔になるので、先にヘタの葉状の部分だけむしっておきます。
むしるとき、柿を吊るすための枝を傷付けないよう、注意しましょう。
剥き方のコツとしては、まずヘタの横を、ヘタに沿って丸く剥いていきます。
枝に細心の注意を払いながら、丸く剥いて、その後、全体を縦に剥いていくと、簡単に剥けます。
全部剥いたら、ビニール袋に入れておきました。
ビニール袋に入れたまま、カビが生えないようにアルコール消毒します。
カビ対策をしよう
干し柿は、干している間にカビが生えることがあるようです。
そのカビ対策として、
・沸騰したお湯に浸ける
・アルコール消毒
というやり方があるそうですが、今回は、アルコール消毒を選びました。
といっても、手指消毒用アルコールではないですよ。←ダメ、絶対!
今回使ったのは、焼酎(甲種25度)です。
飲まないので、干し柿のためだけに、カップ焼酎を100円で買ってきました。
(本当は、梅酒などをつける果実酒用のホワイトリカー35度くらいが良いらしいです)
それを、スプレーボトルに入れ、まんべんなくスプレーします。
柿を裏返したりしながら、まんべんなく焼酎をかけましょう。
ところで、なぜ今回、お湯より焼酎消毒を選んだかというと、沸騰したお湯に入れると、柿の表面の細胞が変化しちゃって、出来上がりに影響するんじゃないかなぁ…と、ちょっと思ったから。
あと、柿を干してる途中でも、カビ対策のため再消毒したくて焼酎を購入したのですが、飲まないので、使えるところで使いたかったから。
柿を干す
ここまで来たら、あとは干すだけです。
適当な長さに切ったビニール紐の左右に、1個づつ柿を結びます。
(100円均一の麻紐があったので、それを使ったら、すぐ千切れて柿が落下! なので、ビニール紐がオススメです。)
そして、そのまま風通しの良い所に干せば、OK!
なんか、ベランダが風流になってしまった😆👍
柿を干して一週間後
1週間くらいして、表面が固くなったら揉んで、まんべんなく柔らかくします。
表面が固くなる被膜形成が遅いと、カビやすくなるらしいので、初期の管理がとても重要です。
風通しをよくし、程よく日光浴させましょう。
ちょうど一週間後がこちら。(2022/12/14)
表面が固くなって、手になにもつきません。
この状態になったら、両手を使って丁寧にゆっくり、モミモミします。
ちょっと力を入れすぎたら、ヘタのところから汁が出てしまいました!
なので、ゆっくり丁寧に揉むのがコツです。
柿を干して11日目
揉んだら、一気に縮み始めました!
11日目に、2回目のモミモミ。(2022/12/18)
そして、3週間くらい乾燥させたら出来上がり
また、できあがったらUPしますので、しばし、お待ちください^^
干し柿完成!(あんぽ柿)
完成!
今回は、3週間待たず、2週間で引き上げました!
3週間だと、硬すぎるそうです。
2週間でも充分甘いらしく、今回はあんぽ柿くらいで出来上がりとします。
自家製干し柿は市販と違う
干し柿が黒くなった
なんか、お店で売ってる干し柿より、色が悪いですね…
これは、直射日光によって、柿のポリフェノールが酸化して、黒くなったためです。
市販の干し柿は、【硫黄燻蒸(いおうくんじょう)】という処理をしているので綺麗な色のままですが、家庭では黒くなってしまっても問題ありません。
黒くしたくない場合は、日に当たる時間を短くすると良いそうですが、カビの心配があるので、黒くても良いかな。
日光浴が充分された、干し柿ができたということですね。
種がある
とろとろの実の中に、種発見!
種もしっかりありました!
ん?でも、市販の干し柿って、種あったっけ???
未熟な状態で収穫した渋柿は、種が出来てない場合があるらしいです。
あと、種を抜いてから作る手法もあるとか。
種があるということは、充分育った柿の実を使った証拠でもありますね。
おまけ
この自家製干し柿を、実家の母(80歳)に送り付け、試食して貰うことに。
さてさて、感想は…またUPします^^
コメント